最近のスマートフォンはGPSやコンパスを含めてセンサの塊になっています。 これを利用したアプリはフライト機器として十分に実用になるようになり、
最早フリーフライトには高価なフライト機器は不要な時代になりました。
使用済みのスマホをSIMレスで使用すれば実質無料です。もし、SIM付のスマホを使用する場合は、
フライト時フライトモードに設定して電波を出さない様にしないと、電波法違反(1年以下の懲役
または100万円以下の罰金)となるので注意してください。

2022年現在、GPSで使用可能な衛星が増えたので気圧高度計が無くてもGPSの高度だけで十分に
使用可能になってきています。
現在はアプリとしては画面が自由にカスタマイズできるので XCTrack を利用しています。

キャリアを変えたりして不要になった旧モデルのスマホをSIMレスのまま使用できるので、 実質無料、2014年現在私は気圧センサ付の「Fujitsu DIGNO WX10K」を使用しています。
スマホのバッテリーだけでは1時間しか持たないので、モバイルバッテリーを併用して 連続6時間持つようにしています。


沢山あるアプリの中で無料の「Basic Variometer」と「PPGpS」を選んでみました。

「Basic Variometer」をバックグラウンドで「PPGpS」をフォアグラウンドで実行すれば、 「Basic Variometer」は音だけバリオとして機能し、[PPGpS]はフライトコンピュータとして機能します。
フライトログはテイクオフとランディングを自動的に認識してklmファイルとして記録されます。


GPSが表示したり記録する高度には、測地系基準面高度と海抜高度(Mean Sea Level)があります。
これらの関係は関東甲信越では概ね次の通りです。
海抜高度 = 測地系基準面高度 − 42m

PPGpSで記録したkmlファイルをカシミールやHogMapのtrkファイルに変換するWindows用ツール
kml2trk.vbs
・左クリックすると内容を表示します。
・右クリック/対象をファイルに保存を実行するとkml2trk.vbsをダウンロードします。
kml2trk.vbsを実行すると、同じフォルダーにあるkmlファイルをtrkファイルに変換します。
kmkファイルが複数ある場合には一括変換します。なお、高度は海抜高度に変換します。